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    伊島の家01

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    住宅が密集した住宅街の一角の土地を有効に生かすため、

    スキップフロアを採用した新築戸建て住宅。

     

    今回は構造下地についてつづりたいと思います。

     

    耐震で住宅性能を取得するために必要となる構造計算。

    スキップフロアにL型の間取り、さらに大きな開口を実現させるとなると、

    その計算の難易度も格段に高くなります。

     

     

    基礎では地中梁を設け、鉄筋も通常よりも太いもので細かいピッチで組む必要があります。

     

    構造体も複雑に取り合うため、図面と対峙する日々が続きました。

    特に頭を悩ませたのは、仕上がってしまうと見えなくなる部分。

     

    電気の配線、空調や水道配管、パイプスペースの位置など、

    スキップフロアが美しく仕上がった姿を想像しながら、間取りの邪魔にならぬよう、

    それらを図面に落とし込んでいきます。

     

     

    実際に工事が始まると、作図の時に考えていた以上の提案が

    現場の職人さんから上がってくることもあります。

     

    より良い見せ方や納め方を、現場で職人と設計者とで何度何度もやり取りを行い、

    形にしていきます。

     

     

    基礎、構造体、埋設される配管や配線などは、家が出来上がってしまうと見えなくなってしまう部分。

     

    しかし、その見えない部分こそが重要で、

    家全体の仕上がりや暮らしの快適さにも大きく影響してきます。

     

    そうした場所にこそ、手間と時間をかけ、丁寧な仕事をしていきます。

     

    福武