すっかり新緑がまぶしくなり、山は笑い、ELDの植栽にも彩りが増す季節となりました。
はじめまして。この春からイールドに加わったモリキです。

さっそくですが、古民家を改修するプロジェクトで、先日現地実測に行ってきました。
長い時間を過ごしてきた建物には、図面だけではわからない「暮らしの痕跡」や「空間の癖」があります。
たとえば、今ではなかなか見かけない装飾を施した欄間。

使われ方の違いが積み重なってできた、微妙に異なる天井の高さ。
味わいがあり、個性的な形をした柱や梁…。

そうした小さな違和感やおもしろさを、図面に落とし込んでいく作業は楽しく、思わずワクワクしてしまいました…
とはいえ、実測はこれから始まる計画を進めるうえでとても重要な工程です。
「ああなるだろう」「こうしたらいいかな」と、生まれ変わる空間を思い浮かべながら、押さえるべきところはきっちりと確認していきます。

丁寧なものづくりにしっかり触れながら、自分らしい視点も少しずつ重ねていけたらと思っています。
モリキ