いつか拝見したいと思っていた機会に恵まれました
材木屋さんの一角で
三角に組んだ杉板を焼いていくワークショップ

空気が回るよう組まれた炉に
材木の切れ端を焚き付けて火種にします

木材は熱伝導率が低く
且つ、1分間に1mm程度しか燃え進まないそうです
表面はあたたかい程度で、素手でも触れるほど
熱くなりません

空気がまわってくると
筒状の内部を炎がかけ上がります
木口もしっかり焼けるよう鎌を使って
材料をかえしながら仕上げます

2分が経過したころ、水につけて消火を行うと
ウロコの表面が美しく焼きあがり
完成です 出来立てほやほや

閑話休題
この焼板、岡山で生活していると
目にすることも多く身近な材料だと思っていましたが
西は姫路から東は福山あたりの沿岸地域で使われてきたものなのだそう

山口県の瀬戸内海エリア
塩害腐食に耐えるため、先人の知恵を借りながら
朝夕の潮を眺めながら暮らすお家の計画が進みます
潮汐の家 はじまり はじまり
オキタ