本年は、昨日が仕事納めとなりました。
一年間を振り返ると、多くの方と出会うことが出来、充実した日々を送る事が出来ました。
ご来店くださったり、お仕事を与えていただいたお客様に感謝いたします。
今年一年、弊社をご愛顧いただき本当にありがとうございました。
私たちの仕事は、大きく分けると二つあります。
一つは、自分たちから発信して共感を得る仕事。
もう一つは、お客様のご要望に応える仕事。
どちらも、最終的には形になる物ですが、完成までのプロセスが異なります。
前者は、自己表現ですので、自分が良いと思える物が出来れば完成。
創業当初は、直感的に表現していましたが、最近では、ある定義の上で表現するようになりました。
ある程度長く続けていると、直感的な勢いや個性が欠けてしまっているのではと、自問自答することが時折あります。
バランスの取り方、素材の合わせ方など、経験と共に理解が深まる分、品質は良くなっているはずですが、まだどこかに、尖った個性を求める自分が居ます。
個性という、不可解な物を探し続ける事が、この仕事の醍醐味と感じます。
後者の仕事では、自分達が知らない世界の事や人との出会いには、学ぶべきことが多く有り、
見聞が広がることで常に新しい目的や目標を立てる事が出来ます。
プロジェクトを完成させるために多くの方と試行錯誤する過程こそが醍醐味であると感じます。
どちらの仕事も、答えが無く難しいのですが、ELDには双方の存在がとても大切です。
多くの選択肢や要素がある物の中から、選び出せた方が奥行や厚みが有り、説得力がある物が出来ます。
更に、どちらにも共通した一貫性が滲み出せたら、他に無い価値が生まれると信じています。
今年は特に、このような事を考える事が多い年でした。
目まぐるしく変わる世の中で、柔軟さと信念を持ち合わせたいという願望なのかもしれません。
いずれにしても、新たに挑戦出来る機会を与えていただけている状況に感謝いたします。
来年も、少しでも多くの方のお役に立てれるよう頑張ってまいりますので引き続きよろしくお願い申し上げます。
皆様、良いお年をお迎えください。 渋谷 竜司