2月に地鎮祭を行い、工事を進めてきた『辛川市場の家』。
季節も巡り、暑い夏もそろそろ終わりを迎えようとしている頃
工事が無事完了しました。
街中より程近くありながら、周辺には自然もあふれる場の中に建った
大きな勾配屋根が印象的な住宅。
この勾配を家の『内』にも『外』にも利用した空間が広がります。
玄関土間を広く取ったのも今回の特徴。
自転車を置いたり、趣味のアウトドアグッズをメンテナンスしたり、沢山の靴を収納出来たり。
シナベニヤ合板に真鍮の棚板をあしらった、凛とした趣のある玄関の裏側に
大容量の収納と姿見の造作家具が設置されています。
玄関ホールから全面ガラスの扉向こうには、吹き抜けを持つリビングへ。
階段を上がると、2階ホールからリビングを望めます。
子どもたちが2階から覗き込んで、声をかけあったり、遊んだり。
そんな賑やかな声が聞こえてきそうなシーン。
勾配天井いっぱいに取った高さから生まれたこのちょっとした2階のホール。
夜にフロアランプを灯して本を読んだりしても素敵な空間です。
ダイニングの壁面いっぱいのベンチ付き収納棚は、本やお子さんの作品、グリーン、、、
その家族ならではのモノたちに囲まれて、
どんな景色が出来上っていくのか。
どんな時間が流れていくのか。
とても楽しみです。
住宅に携わると、長い時間を施主様と共有させて頂きます。
その家族ごとに想いも価値観も違います。
『家』というのは 箱ではあるが、日常を過ごす道具であり、心地よさを提供する場となります。
どんな過ごし方がその家族にとって最適であるのか、を考えながら家づくりをしていくのは
答えのない難しさと、やりがい、そして新たな発見がどの現場でもあります。
その一つ一つが貴重な経験であり、次につながる糧となります。
この度、私どもにこのような経験をさせてくださった施主様、工事にかかわってくださった
皆様 本当にありがとうございました。
タカモト