02耐震性EARTHQUAKE RESISTANCE.

地震に強い家造りを目指す

日本で発生する地震の回数は他国と比べて非常に多く、その性質も多種多様です。そのため、家族の生命と財産を守る住宅に求められる最も重要な性能が耐震性です。ELDでは、永く安心して住んでもらえるよう、設計段階から専用ソフトによるシュミレーションを行い、地震に強い家造りを目指しています。住宅の性能表示制度を定める「品確法」に沿って制定された耐震等級の中でも最高ランクの3等級相当の住宅を提供しています。
※ 希望により申請・取得も可能。

耐震等級とは…住宅性能表示制度および耐震診断により、建物がどの程度の地震に耐えられるかを示す等級で、「構造躯体の倒壊等防止」と「構造躯体の損傷防止」「その他」の3つがあげられます。建築基準法の耐震基準を満たせば「等級1」その1.25倍なら「等級2」1.5倍なら「等級3」となります。耐震等級を取得した住宅は等級に応じて地震保険料の割引を受けることが出来ます。

ELDの家は耐震等級3が取得可能です。

STRUCTURE

  • 杭工事(地盤補強工事)すべては揺るぎない地盤のうえに

    地盤沈下や地震などの災害から家を守るためにも、地盤は非常に重要です。地盤補強工事には上記の4種類ありますが、それぞれの状況により適した工事は異なります。ELDでは地盤調査の結果に基づき、その土地によって適した補強工事を採用し、地盤補強工事を行っています。20年間の地盤保証を約束、第三者機関(ジャパンホームシールド)の保証もあり、万全を尽くしています。

  • 基礎コンクリートの相棒、鉄筋

    基礎は押しつぶす力に強いコンクリートに加え、引っ張る力に強い鉄筋が埋め込まれることで強度が保たれます。配筋には、立上りや土間部分は直径13mmの鉄筋を主筋に使用し、200ピッチで縦横に組んでいます。基礎部のコンクリート厚みも150mmとしており、建築基準法で定められた仕様よりも強固な基礎となっています。

  • 剛床まさに“縁の下の力持ち”

    根太レス工法の一つである剛床工法。構造用合板の厚みを増すことで強度をあげます。28mm厚の合板が揺れや重さを“面”全体で吸収・拡散できるので、一か所にかかる負担を軽減することができます。床の仕様は耐震等級の判定にも関り、耐震等級3の最も高い基準を標準としています。

  • 耐力壁なにごともバランスが大事

    耐震性で重要なのは耐力壁の量とバランスの良い配置です。軸組工法は垂直方向からの荷重に対しては柱、地震や風圧力による荷重に対しては壁で支えます。耐力壁の強度を表す数値を壁倍率と呼び、この数値が高いほど強度が高く、ELDでは壁倍率の高い耐力面材を採用、筋交いとの併用をして耐力壁として最高の効果を発揮します。偏りなく全体にバランスよく配置するため、構造計算ソフトを使用して壁量チェック・耐震3仕様の確認も行っています。

  • 耐震・制振壁耐える家から備える家へ

    地震・災害は長期に住む住宅には想定される大きなリスクです。耐震性能を備えた家を考えるのはもちろんのこと、さらなる備えとして、揺れによるエネルギーの吸収力性をもつ制振機能というものがあります。この制振機能を耐震機能と併せ持つのが耐震・制振壁WUTEC-SF(ウーテック)です。耐久性に優れたアルミニウムを使用し、100年以上の耐久性とメンテナンスフリーであるという特徴があり、壁の中から家全体を守ります。長期的に想定される災害から守るために、この制振という選択肢があります。

  • 構造シミュレーション建てる前にも安心を

    建築基準法に適合しているかはもちろん、耐震等級を含む住宅性能を構造用計算ソフトで各項目において確認しています。地震被害想定のCGアニメーションや、建物の安全性のチェックなど、下記の他にもお客様にも分かりやすく確認して頂ける資料をご用意します。

  • 壁量計算

    地震や台風の力に対して必要な耐力壁の仕様(厚み、材料、配置など)を決める計算です。屋根の材質・形状や周囲の環境なども考慮して行います。

  • 壁の配置

    建物のバランスが必要です。構造部材がバランスよく配置されているか、をX方向とY方向ともに偏心率と4分割法で確認し、偏りのない建物造りを目指します。

  • 地震被害想定 3次元CG表示

    地震被害を想定し、計画中の建物の地震による変形の大きさ、損傷状況、倒壊の有無をシミュレーションすることができ、3次元CGのアニメーションを画面にてご覧頂けます。

  • 耐震等級チェック

    壁量計算・床倍率・柱接合部の強度計算など様々な観点から耐震性をチェックし、建物全体の安全性を確認していきます。耐震等級にも適合した判定を行います。