岡山の放送局跡地という象徴的な立地に誕生した「ロイヤルガーデンシティ学南町」において、総合デザイン監修に携わった。家具のデザイン・製造を手がけるELDならではの視点を活かし、インテリアを起点とした間取り設計を行った。具体的な生活シーンを想定し、家具配置や照明計画から空間を構成することで、暮らしのイメージを具体化している。加えて、アクセント壁やタイルなどの選択肢を広げたオプション対応や、その場で価格提示が可能な仕組みを整え、住まい手のこだわりをスムーズに反映できる計画とした。
共用部は「人が集う仕組み」として定義。圧倒的な開放感を感じる2層吹き抜けのエントランスやシェアキッチンを設け、住民同士の自然な交流を促す構成とした。さらに、コインランドリーや防音室など日常の利便性を支える機能も備え、一棟全体をひとつの街のように捉えた環境を整えている。外構では瀬戸内の島々を想起させる植栽計画により、小道に豊かな表情を与え、地域に開かれた憩いの場を演出。外観は赤茶のタイルによって象徴性を継承し、屋上庭園やゲストルームなど多様な居場所を設けた。「風が吹き抜け、多様な人々が集う」というコンセプトのもと、非日常性と日常の心地よさが共存する、新たなコミュニティの礎を築いた。
ロイヤルガーデンシティ学南町
ロイヤルガーデンシティ学南町
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