03耐久性DURABILITY.

永く使うことを想定した劣化対策

地震や台風、梅雨、強い夏の日差しなど厳しい自然条件のなかで日本の家は建っています。また、高温多湿な気候風土はシロアリが最も好む条件。このような環境下で「永く安心して快適に住み続ける事ができる家」のために、ELDでは「良い素材を使うこと」「壁の中に湿気を溜めないこと」「雨水を浸入させないこと」に取り組み、家の内部に様々な対策を施こしています。見えないところだからこそ大切に、責任をもって取り組んでいます。

劣化対策等級とは…住宅性能表示制度で建物を評価する項目のひとつです。等級3とは、住宅が限界状態に至るまでの期間が、3世代以上となるための必要な対策として掲げる基準(品確法により制定)でもあり、長期優良住宅の基準の一つになります。この基準が認定されると、家の長期的な資産価値の向上にもつながります。ELDではこの基準をもとに様々な対策を行っています。

永く安心して快適に住み続けるために劣化対策を行っています。

STRUCTURE

  • 基礎・床下湿気・シロアリ進入禁止

    ベタ基礎は地面全体をコンクリートで覆っているため、地面から上がってくる湿気やシロアリを防ぎます。さらに劣化対策等級の基準で地面から土台下端までの高さを40cm以上に施工しています。また基礎内の換気を一定量保つために、雨水の浸入の危険性が低い基礎パッキン工法を行っています。

  • 防腐・防蟻アリにはおいしくない話

    土台・柱・筋交いなどはJASに規定する耐久性区分D1特定樹種に区分される桧を使用しています。さらに地面から1m以内の土台・柱・合板には(社)日本シロアリ対策協会認定である、低臭性で刺激性もほとんどない防腐・防蟻材を塗布しています。これらの保証を新築時より5年間いたします。

  • 壁換気壁もすこやかな呼吸をしています

    木造住宅の場合は室内で発生した湿気が壁材を通過して内部にまで入りこみ結露します。そこで、透湿防水シートで壁を覆い、外壁材との間に外気が流れる層を作ることで湿気を通気層に通し、外部に放出する外壁通気工法を採用しています。内部結露を少なくすることで、建物の耐久性が向上されます。

  • 小屋裏換気下から上へと受け流す

    軒下に設けた換気・給気口から外気を取り入れ、屋根の棟に設けた換気・排気口から、小屋裏内にこもった熱気や湿気を自然排出してくれる棟換気を採用しています。寒い冬には結露対策に、暑い夏の日には室内の温度上昇を抑制してくれます。このように自然の現象を上手く取り入れた効率のいい換気システムです。