ELD JOURNAL

【建築】暮らしと共に育つ家 03

#049

受け継いだ住まい、愛されるデザインと調和する空間に

両手を広げて来客を迎えるように佇むV字型の建物は1970年代初め、マンション草創期に建てられたもの。 ここで英会話教室を開いていた父親よりこの部屋を受け継ぎ、リノベーションを施したのが7年前。以前よりヴィンテージ家具を集めてきた家主がここのリノベーションの中心に考えていたことは「趣味深い家具・建物との調和」と「ホームパーティーが出来るリビング」。

 

しかし40年以上前の3LDKの間取りではパーティーを開くには少し狭い、ということで隣り合う2部屋を繋ぎ、開放感のあるリビング・ダイニング、大容量の納戸が完成。
オーク材の床、ウォルナット突板のTVボード、キッチン壁面のグリーンタイルは家具と調和し、その趣も引き立つリビングに。壁面の棚は家主夫婦のコレクションが並べられているが、最近は長女の玩具や本も少しずつ増えてきている模様、現在進行形で住まいの物語が綴られている。
それぞれの木が経年によって、深みと艶っぽさが増している。
アガチス材の羽目板、ステンレスの天板ですっきりしたデザインのキッチン。グリーンのタイルが空間の良いアクセントに。
家主が買い揃えてきたヴィンテージ家具たち。洗練されたデザインは時代を感じさせない。時代を重ねた家具・建物は、単なる「懐古的なもの」ではなく「愛されるデザイン」、これからも家族と共に更なる暮らしの歴史を積み上げていく。

INFOMATION

  • 住宅の新築・リフォームへのご相談

K - HOUSE