⼤型蓄電池の製造・販売などのエネルギー事業を展開する「株式会社パワーエックス」は、瀬戸内エリアのさらなる活性化に貢献するため、玉野市の工場「Power Base」を「瀬戸内国際芸術祭2025」の会場として一般開放、2025年5月1日より芸術作品の展示を開始した。今回は「Power Base」内にある、会期中限定のポップアップカフェの家具制作、設置に携わった。コンセプトは「Power Baseと馴染む家具」。工場は建築家・妹島和代氏が設計、工場らしくない静かな空間である。課題は「色・素材」と「工期・施工」。色と素材は、パワーエックスのプロダクトデザイナーとの入念なすり合わせを行った末に決定。Power Baseは、定期的に工場見学会を開催しており、見学日程の合間を縫っての施工となるため工期がタイト。また精密機器が製造される工場内で施工を行うため、埃を最小限に抑える必要があった。そこで家具のパーツをあらかじめ組み上げ、現場で最小限の組み立てとなるよう計画。「工場を傷つけない」という条件のもと、配線をきれいにまとめ設備を露出することとした。