[PINE & SONS]は、お一人様からグループまで、多様な客層を受け入れる懐の深いミュージックバーである。ここでは良質な音楽のみならず、オーナーの故郷である倉敷市下津井の海産物を用いた料理を愉しめるのが大きな魅力だ。店舗デザインのキーワードに掲げられたのは、「ニューヨークにありそうなジャズバー」、そして「70〜80年代のブルックリン」。その世界観を具現化するため、カウンターの腰壁にはアンティークのティンパネルを贅沢に配し、黒の塗装で空間を引き締めた。ウッドとアイアンを基調としたマテリアル選定により、クラシックな重厚感とラフな質感が共存する、極めて密度の高い空間へと昇華されている。