ELD JOURNAL

【新築住宅】削ぎ落とし、理想を最大化する。

#022
レコードに針を落とす。その音はSANSUIのアンプ、TANNOYのスピーカーを通り、吹き抜けに響き渡る。
音楽と本、緑を愛する施主ご家族が理想とする住まいは、空間のあり方を自身の「暮らし方」と照らし合わせ、
無駄を最大限に削ぎ落とすことで完成した。
5m の吹き抜けから見下ろすリビングは、茶褐色の木と白壁で構成。木の壁面は、板材をグリッド状に貼り、モダニズムな装いに。
施主様が計画時点で決めていたレコードスペースは、リビングの階段下に。壁にブラックチェリーの突板を貼り、次袋収納と棚板を取り付け、一つの家具のような設えとした。リブパネル貼りの扉が空間の良いアクセントに。
玄関は大窓から自然光が注がれる、明るく広がりのある空間。玄関収納は一部をオープンとすることで、単調になりがちな壁面収納に、奥行きとリズムが生まれ、飾り棚としての空間演出を可能とした。また、モダニズムなアクセントとして、ガラスブロックの明かり取りを採用。
褐色のテラコッタタイルの床と、ミニマルデザインの造作家具で構成されたキッチン。
LDK 全体で調和が取れるよう、収納はキッチン内はブラックチェリーに統一し、ダイニングに面する部分には白ポリを使用。
「木陰で読書を」という要望から生まれた、2階寝室と繋がっているルーフバルコニー。LDKを見下ろすことができる大窓により、内と外を視覚的に繋ぎ、リビングから家族の存在を感じられる。

I- HOUSE