ELD JOURNAL

【建築】ロイヤルガーデンシティ学南町

#057

集う豊かさを形にし、個のこだわりをデザインする。

岡山の放送局跡地という象徴的な立地に誕生した「ロイヤルガーデンシティ学南町」。この新たな試みとなるプロジェクトにおいて、総合デザイン監修に携わった。最大の特徴は、家具のデザイン・製造を手がけるELDならではの視点を活かした「インテリアを起点とする間取り設計」。具体的な生活シーンを想定し、家具の配置や照明計画から逆算して空間を構成した。また、住まう人のこだわりを形にするため、オプション対応を大幅に拡充。アクセント壁やタイルの選択肢を増やすとともに、営業担当者がその場で価格を提示できる仕組みを構築し、スムーズなカスタマイズを実現した。共用部は「人が集う仕組み」として定義。圧倒的な開放感を誇る2層吹き抜けのエントランスや、住民同士の交流を促すシェアキッチンを配置した。さらに、コインランドリーや防音室といった日々の利便性を支える機能も備え、「一棟が一つの街」であるかのように、コミュニティが計画的に育まれる環境を整えている。「風が吹き抜け、多様な人々が集う」というコンセプトのもと、ホテルライクな非日常感と地域に開かれた温かさが共存する、新たなコミュニティの礎を築いた。

01 エントランス
南面からの豊かな光を導く大開口ガラスと、車寄せから続くホテルライクな動線が、圧倒的な開放感を演出。紫外線に強い高耐候素材や濃色の木目を採用し、顔認証等の先進機能と素材の質感が調和する、上質な空間を構築した。
02 共用の小道
瀬戸内の島々を彷彿とさせる植栽計画により、大きなオリーブや東屋で風景を演出。足に優しいゴムチップ舗装の採用や、ドッグラン、地域に開かれた構成により、多様な人々が心地よく集う憩いの場を計画した。

03 外観
赤茶のタイルで「ロイヤルガーデン」の象徴的な外観を継承。3階には2棟を繋ぐ屋上庭園を配置し、心地よい風と日陰が生まれる住人専用の交流空間を計画した。近接の緑や岡山の街並みを見渡す、開放的な眺望も魅力。
04 シェアキッチン
多目的な利用を見据え「使い方の余白」を残した柔軟な設計。料理教室やワークショップ、住人同士の集いなど、多様なイベントに対応する設備を計画。住人と地域を繋ぎ、豊かな交流を生むコミュニティのハブを目指した。

05 ゲストルーム
1階の南向きに位置し、豊かな自然光が差し込む開放的な客室。家族がまとまって宿泊できる和室を備え、外部からの直接アクセスも可能。メイドイン岡山の家具を設え、地元の手仕事を身近に感じる上質な滞在を提案。

施主: 和田コーポレーション
施工: ライフデザイン・カバヤ
設計管理: GEN設計
デザイン監修: ELD

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