岡山市野田屋町のビル2階に誕生した「Gallery Cafe STAGE」。フランスやアメリカから買い付けた高密度なアンティーク商品が、空間の主役であり意匠そのものとして機能する複層的な空間である。店内は、黒い天井と白いサブウェイタイルがモダンなコントラストを描くカフェエリアと、白を基調としたミニマルなギャラリーエリアに緩やかにゾーニングされている。カフェの核となるカウンターは、端正な銅のラインと、剥がれた塗装が味わい深い表情を持つアンティークのティンパネルの腰壁が絶妙な調和を見せる。空間を彩るインダストリアルなペンダントライトやシャンデリア、存在感を放つレザーソファやヴィンテージチェアは、すべて同店が扱う一品物の調度品だ。階段室のラフな古材壁や黒いアイアン格子、OSB合板の什器といった現代の素材感が、アンティークの持つ経年美をいっそう引き立て、新旧のテクスチャが美しく融和する密度の高い空間を創り出している。