東京・麻布十番に位置する美容室「USUAL」のデザイン計画。「スタイリッシュ」と「オーガニック」という二つのキーワードを軸に、洗練と温かみが共存する空間を目指した。店内は潔い白を基調としたクリーンな構成である。表情豊かな質感の白塗り天井や露出した配管が程よいラフさを与える一方、床面には豊かな木目を採用することで、空間に柔らかな温かみをもたらしている。デザインの核となる鏡台は、アイアンフレームにオーク材の棚板を組み合わせたミニマルな意匠。そこに配置された黒のブラケットライトが、空間をシャープに引き締めるアクセントとして機能する。奥のシャンプーブースは、落ち着いた木目のキャビネットと穏やかな間接照明により、サロンならではの深い寛ぎを演出。緻密なマテリアル選定により、清潔感あふれるモダンさと有機的な心地よさが美しく調和した空間となった。