
周りに畑や用水路に囲まれ、静かで穏やかな立地に佇む一軒の平屋。
長年空き家となっていたこの家。
当初は近くにお住まいだった施主様自ら、少しずつ内部を改装されていましたが、
ご親族からこの家を引き継がれたタイミングで、思い切って全面改装と増築をし、
ご家族で移り住まうこととなりました。
昭和後期に建てられた住宅のため、耐震補強も行いながら進めていくことになりました。
サッシも取替え、間取りも大きく変更します。

既存の躯体が現わしになったところです。
元々の図面と見比べながら、実際に躯体がどう施工されているのか、
その構造をどう生かしながら新しい生活の場を組み立てるのか、
現場をよく確認しながら考えていきます。

最近の住宅ではあまり使われなくなった丸太梁も。
この家の歴史を支えています。
これらの躯体を上手く使いながら、これからの生活に寄り添った住まいとなるよう、
検討を重ねていきます。

現在は解体真最中。
新しものを一から作るのとは違う難しさもありますが、
どのような空間が出来上がっていくのか、ワクワクもしています。
また追って、工事の進捗をご報告します。
タカモト