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PROJECT

森の学校 in 西粟倉村

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以前から気になっていた西粟倉 森の学校。

ここは人口1600人の小さな村ですが、恵まれた自然と杉や桧が育つ森林に囲まれた環境を活かした、村おこしで全国から注目されています。

森の学校とは会社名でこの会社が行っている事業内容を簡単に説明すると、林業という普段一般の人が触れることが無い仕事を、一般の人に気軽に体験してもらうことで、木を知ってもらい、更には森を知ってもらうことで、木の大切さや自然の大切さを知ってもらう活動を行っています。そのためにワークショップなどの企画を頻繁に行います。そして自分達で育てた木を加工して工場で商品を製造して、販売まで一貫して行っている会社です。

私達の仕事も日々、材木の加工をして家具などの商品を形にはしていますが、木を育てる事や、針葉樹という日本人が古くから建築や日用品として長く歴史がある材をもっと深く知りたいという思いから、今回の訪問に至りました。

今回は縁あってNPO法人のタブララサさん御一行と一緒にツアーを組んで参加しました。

まずは、杉と桧を使って箸を作るというワークショップから始まりました。

ナイフとペーパーだけでの作業は、思いの他難航しました。

自分で作った箸で昼食をいただきます。弁当のおかずは村で採れた野菜などを使っています。味はもちろん最高です。

昼食のあとは、実際に森に入り、木の手入れや育て方などを説明してもらいながら、どんどん山奥まで登山します。

85年ほど成長した木々が立ち並ぶ森は、とても手入れが行き届いて美しい森でした。

みつまたの花も、もうすぐ開花です。みつまたは和紙になったり紙幣に生まれ変わります。ちなみにみつまたの名称は三つに枝が分かれて成長するからだそうです。

うしがえるもいました。

山で育った木を、材木市場で製材して商品にします。綺麗な木は大黒柱などに、樹齢30くらいの木は柱や梁に、さらに細い木は垂木に、そして建材として使えない木を割り箸にしたりします。無駄はありません。

ここで出来た材料を使った家が近くに展示してあり、そこもお邪魔しました。杉や桧の良さを実感できます。

今回のツアーを通して学ぶ事は多く、今後の展開に取り入れたい要素が見つかり、充実したツアーでした。

日本の森の素晴らしさを知ることが出来、それを伝えて行かなくてはと感じました。